2019年3月5日 / 最終更新日時 : 2021年1月21日 keitokushoin 社会探訪 「就労の困難」と「困難な就労」(一) 専修大学の紀要に書いた研究ノートを、長々と6回にもわたって紹介してきたので、このブログの読者の方も、かなり飽きてきたことだろう。そんな気もするので、もう少し気楽な読み物を綴りたいとは思ったが、なかなかそうしたゆったりし […]
2019年2月27日 / 最終更新日時 : 2021年1月21日 keitokushoin 社会探訪 「労働の世界」の変容とその行方(完) おわりに 「社会」の再生のためには、労働をめぐる「再規制」の必要性が改めて強調されなければならない。この間注目されてきたのは、雇用に関して言えば、派遣労働に対する新たな規制である。派遣労働者は、「自由化」によって正社 […]
2019年2月21日 / 最終更新日時 : 2021年1月21日 keitokushoin 社会探訪 「労働の世界」の変容とその行方(五) 第4章 「社会」の衰退から再生へ 第1節 「社会」の衰退と企業別組合 では、これまで縷々紹介してきたような新自由主義の改革やその諸結果に対して、わが国の労働組合はどのような対応を試みてきたのであろうか。非正社員の増 […]
2019年2月14日 / 最終更新日時 : 2021年1月21日 keitokushoin 社会探訪 「労働の世界」の変容とその行方(四) 第3章 疲弊する職場とその背景 第1節 過剰な労働の蔓延 非正社員は、低賃金のままで弾力的な労働力編成を可能にする存在であり、その意味では「使い捨て」の労働力として位置付けられているのであるが、では、そうした非正社 […]
2019年2月7日 / 最終更新日時 : 2021年1月21日 keitokushoin 社会探訪 「労働の世界」の変容とその行方(三) 第2章 融解した雇用とその背景 第1節 新たなビジネス・モデルと非正社員 この間労働の世界は大きく変貌したが、そのなかでもっとも注目すべきは、非正社員(勤め先での呼称が「正規の職員・従業員」以外の者)の急増である。勿 […]
2019年2月2日 / 最終更新日時 : 2021年1月21日 keitokushoin 社会探訪 「労働の世界」の変容とその行方(二) 第1章 新自由主義の改革とその帰結 市場原理主義とも呼ばれた新自由主義の改革は、わが国では「構造改革」と称されてきた。規制緩和の同義語とも言うべきこうした改革によって、労働の世界は大きく変容した。その様相を、『新自由 […]
2019年1月27日 / 最終更新日時 : 2021年1月21日 keitokushoin 社会探訪 「労働の世界」の変容とその行方(一) 私は昨年の3月に、勤務先であった専修大学を定年退職した。私が所属していた経済学部では、『専修経済学論集』というタイトルの紀要(大学や研究機関などで定期的に刊行する論文集のことである)が年に3回刊行されており、その3月号 […]
2018年9月27日 / 最終更新日時 : 2021年1月21日 keitokushoin 社会探訪 「働くこと」を見直す 定年退職が近付いた頃、専修大学経済学部のホームページに高校生向けの文章を書いてくれと頼まれた。経済学を学ぶ意義とか面白さを伝えたいということだったのだろう。いつもであれば、いいささか面倒だといった気持ちが生まれたはずだ […]
2018年9月22日 / 最終更新日時 : 2021年1月21日 keitokushoin 社会探訪 「働き方改革」の危うさ 以下に紹介するのは2017年6月に開かれたシンポジウムでの発言のメモである。こんなことを発言しようと思い準備して臨んだが、時間の関係で半分ほどしか語ることができなかった。それだけではなく、こちらが要領よく話すのが下手な […]
2018年9月19日 / 最終更新日時 : 2019年8月24日 keitokushoin 社会探訪 「世の中」を見る眼 私は2010年6月から2015年6月まで、NPO法人かながわ総研の理事長を務めた。この団体はどんな組織なのかというと、ホームページによれば、神奈川の「県民及び県民諸団体と共同で、医療・福祉、教育・文化、労働・地域経済、 […]