2022年12月9日 / 最終更新日時 : 2023年1月14日 keitokushoin 旅日記 晩夏の両毛紀行(六)-桐生から岩宿へ(上)- 桐生の町歩きに関して書き忘れたことがあったので、追加の話から。町をぶらついていたら、「坂口安吾千日往還之碑」が目に留まった。この碑は、桐生新町保存会の名で建てられており、碑には「『堕落論』『白痴』で戦後文学の旗手となっ […]
2022年12月2日 / 最終更新日時 : 2023年1月14日 keitokushoin 旅日記 晩夏の両毛紀行(五)-桐生の町を散策しながら- 2日目は前橋から桐生に向かい、市内の伝統的建造物保存地区などを各自で自由に見学し、昼食もそれぞれでとることになった。当初は別の施設を見学する予定であったようだが、コロナの関係でそれが難しくなったために変更されたのである […]
2022年11月25日 / 最終更新日時 : 2023年1月14日 keitokushoin 旅日記 晩夏の両毛紀行(四)-渋沢栄一の銅像を仰ぎ見て- 前回触れたように、富岡製糸場の初代場長であった尾高惇忠は4年で更迭されることになる。辞めた翌年に、彼は渋沢栄一の推薦で国立第一銀行盛岡支店の支店長に就任するのであるが、もしかしたらそこでの惇忠は余生を過ごしていたような […]
2022年11月18日 / 最終更新日時 : 2023年1月14日 keitokushoin 旅日記 晩夏の両毛紀行(三)-田島弥平と尾高惇忠- 参加者と待ち合わせたのは熊谷駅の側である。今回の参加者の中には、前回の実態調査に間際で不参加となったAさんに加えて、知り合いの若いBさんまで顔を出していたので、何やら愉しい旅になりそうな「悪い」予感がした(笑)。お調子 […]
2022年11月12日 / 最終更新日時 : 2023年1月14日 keitokushoin 旅日記 晩夏の両毛紀行(二)-熊谷駅に降り立って- 前回、人文科学研究所が編集した『人は何を旅してきたか』という本について触れたので、その続きから。ここに収録された5本の論文のうちの3本は海外に向かった旅の話なので、私のような興味や関心の範囲がきわめて狭い人間には到底読 […]
2022年11月5日 / 最終更新日時 : 2023年1月14日 keitokushoin 旅日記 晩夏の両毛紀行(一)-旅に出るということ- 専修大学社会科学研究所が毎年実施している調査旅行は、老後の平々凡々とした退屈な暮らしを続けている私にとって、気分転換のための妙薬となっている。日頃の生活に彩りを添える実に爽やかな清涼剤だと言ってもいい。こんなふうに書き […]
2022年7月31日 / 最終更新日時 : 2022年8月21日 keitokushoin 旅日記 早春の上州紀行-富岡製糸場雑感(下)- 桐生の織物参考館”紫”に出掛けた際に、大日本製糸会会頭という肩書を持つ高木賢という方の著作を入手した。タイトルが『日本の蚕糸のものがたり』(大成出版社、2014年)であったし、私のような素人にも読めそうな作りだったので […]
2022年7月24日 / 最終更新日時 : 2022年8月21日 keitokushoin 旅日記 早春の上州紀行-富岡製糸場雑感(中)- 当時の富岡製糸場における工女の実態に関する話となると、必ず持ち出されるのが和田英(わだ・えい、旧姓横田)の『富岡日記』(ちくま文庫、2014年)である。製糸場の売店にも置いてあったので、購入し帰宅してから読んでみた。絹 […]
2022年7月17日 / 最終更新日時 : 2022年8月21日 keitokushoin 旅日記 早春の上州紀行-富岡製糸場雑感(上)- 夏の真っ盛りのような日が続く今日この頃である。こんな時期に早春の話もないような気がしたが、長々と続けてきた「早春の上州紀行」が、未だ結末にまで辿り着いていなかったので、季節外れを承知の上で最終回を3回に分けて載せておく […]
2022年7月3日 / 最終更新日時 : 2023年8月1日 keitokushoin 旅日記 早春の上州紀行(補遺)-深谷を歩く- 私は今回の調査旅行の帰りに深谷に寄って、そこでもう一泊するつもりでいた。最終日の午後に碓氷峠鉄道文化むらから高崎に戻って、調査旅行の一行はそこで解散となった。一人身となったので、各駅停車の高崎線に乗って深谷に向かうこと […]