フェイスブック雑感
フェイスブックを利用してはいるが、滅多に投稿などしたことがないし、友人や知人の投稿に「いいね」さえ返さない人間が、自己宣伝まがいの投稿などしていいものどうか大分迷ったが、ホームページが完成した「興奮」もあって(笑)、以下のような文章を投稿してみた。こうすれば、閲覧してくれる人もいるかもしれないなどと「夢想」したからである。何とも児戯に似た振る舞いではあったのだが…(笑)。
残暑お見舞い申し上げます。
地元での社会運動に顔を出しながら、その合間に、老後の道楽として自分出版社「敬徳書院」を立ち上げました。現在勝手に店主を自称(僭称あるいは戯称か-笑)しております。ついでにホームページも作成しましたので、お暇な折にでもご覧下さい。https://www.keitoku-shoin.com/
私のフェイスブックとの関わり方は余りにも淡泊であって、毎年の誕生日に知り合い数人と僅かばかりの言葉を交わすだけなのだが、以前に一度だけ比較的長めの文章を投稿したことがある。例の「安全保障関連法案」が夜中に強行採決されたその日の朝、2015年9月19日付けのものである。昔話ではあるが、懐かしかったので再掲しておくことにした。
昨日の抗議行動に参加された皆さん、お疲れさまでした。Tさんの毎度の克明な調査によりますと(笑)、昨日は9名の方々がまとまって参加し、会場で合流できた方を含めると14名の参加となりました。小生の方は、何だかんだで今日の1時過ぎに帰宅し、それから2時過ぎまでテレビで参議院本会議での最後の討論と採決の様子を見ました。眠かったのですが、法案成立のその瞬間をあえて見なければと思った次第です。怒りと悔しさがないまぜになりながら、昨夜のコールが蘇りました。
「屁理屈言うな!」(この法案はあえて言えば戦争防止法案とも言うべきもので-笑)、「勝手に決めんな!」(審議も十分に尽くされたので、決めるべき時には決めなければ-笑)、「国民なめんな!」(法案の内容が十分に理解されていないので、今後丁寧に説明する必要が-笑)そして、「奴らを通すな!」。憲法違反の法案が、議会での多数のごり押しによって成立させられたからといって、それで合憲になるというわけのものではないでしょう。「奴ら」を通さない戦いは、これからも続きます。
集会でのどなたかのスピーチです。もしも安倍晋三にひとつだけ「功」があるとしたら、それは日本社会を長らく覆ってきた政治的無関心の風潮に風穴を開け、国民に、憲法を、立憲主義を、民主主義を考えさせ、市民一人ひとりが街頭に出て意思表示をすることが、ごくごく当たり前の行為なのだと思うようにさせたことだと(まあ小生などもそんな一人なわけでありますが…)。まさにその通りかと思いました。「奴ら」のあまりにも粗雑な政治理念と政治手法が蒔いた新たな種です。コールで響いた「民主主義ってなんだ!」「これだ!」ということでもあるのでしょう。この種を大きく育てたいものです。
今朝は、昨晩とはうって変わってすがすがしい秋晴れとなりました。晴れ渡った空に、柔らかな雲が浮かんでいます。
上記のような文章をフェイスブックから探し出してここに載せていたら、自己紹介の文章があったことも思いだした。この文章は、ゼミ生の求めに応じて書いたものであり、すでにシリーズ「裸木」の創刊号に収録してあるのだが、懐かしさついでに載せておこう。内容は、今日の時点から見ると気になるところもあったので、少しばかり見直してある。また、フェイスブックにあった何ともユニークなプロフィール写真は、ゼミの卒業生のMさんが私がフェイスブックをやっていることを知って驚き、7年ほど前にサンディエゴから送ってきてくれたものである。彼女は昔から絵がうまかった。今頃どこでどうしていることやら(笑)。
●血液型
A型である。ただし、血液型(星座、手相、人相、姓名判断、風水、四柱推命などの占いもすべて同じ)で性格判断などできるはずもないことをしっかりと学びもしたので、ただただ輸血の時にのみ役に立つ情報でしかない。しかし私は、1990年に胆嚢の全摘手術を受けた際に輸血をしているので、現在では献血することもできない。
●性格
70歳も過ぎたら自分の性格ぐらいとうにわかりそうなものだが、いまひとつはっきりしない。別に偉そうに言うわけではないが、何とも複雑なのである。細やかでもありアバウトでもあり、優しくもあり厳しくもあり、サービス精神があるかと思えば辛辣きわまる言葉も吐く。格好をつけて言えば、苦悩する人に対する優しさと、羞恥心のない目立ちたがり屋に対する厳しさが同居しているということにでもなろうか。
●趣味・特技
趣味は忘れられつつある昔の作家の小説、とりわけ私小説を読むことである。その他に美しき日本の風景を写し取った写真集や美術全集などを眺めることなども。傍らにビールやコーヒーがあれば申し分ない。みんなを楽しませるジョークを考えるのも好きである。口さがない人たちからは、ただの「オヤジギャグ」に過ぎないとか、たんなる「セクハラ発言」だとの風評もないわけではないのだが…(笑)。
●あだ名
福島県の大都会福島市の出身だったので、故郷ではシティーボーイのはずだった。しかしながら、東京ではまったくの田舎者に見られ、学生の頃はダッペ(DAPPE)と呼ばれたり書かれたりした。結婚前のカミサンからは、「ダッペチャン」と呼ばれていたこともあった。田舎の訛りが酷かったからであろう。もっとも、そんなあだ名が嫌だったというわけではなかったが…。ユウキチではなくユウチキと呼ばれていたこともある。昔病院の待合室で「たかはしすけよしさん」と呼ばれて、あらぬ事を考えたために困惑したことがある(笑)。戒名は「光頭煩悩一言居士」の予定。
●座右の銘
「常識にとらわれない自由な精神」と「幻想も抱かず幻滅もせず」と「神々は細部に宿る」である。ほかに「三月の風と四月の雨が美しき五月をつくる」(イギリスの古い諺)とか、「身を低くして塵の中に座れ」(聖書にあるらしい)とか、「どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、芸術のことは自分に従う」(映画監督の小津安二郎が言った)なども好きな言葉である。
●好きな映画・本・音楽など
映画では「ゴッドファーザーⅠ~Ⅲ」、マンガでは「あしたのジョー」、小説では田宮虎彦の「絵本」、「足摺岬」、「落城」、音楽では井上陽水や高橋真梨子、河島英五の歌など。
●もしも願いが〈三つ〉叶うなら?
もういい加減な年なんだし、平穏無事な生活がどれほどかけがいのない大事なものであるかを知っているので、願いというような願いは特にない。願いという名の煩悩から解放され、名もなき「ただの人」として悠然と生きていきたい。
●あなたのお薦めスポット
自宅の二つ上の階にある小生の「隠れ家」(本来は仕事部屋なのであるが、たいした仕事はいていない。妾宅と呼ばれることもある-笑)であるが、それ以外に、あちこちにあるブックオフ以外の古本屋、名もなき古寺、人のいない古道、美術館など。